MESSAGE

私はこの長沼町で生まれ育ち、地元ながぬま農協での長年の勤務を経て、日豊運輸の代表取締役社長に就任いたしました。

この地に深く根差し、長沼町の変遷とともに人生を歩んできた私にとって、創業60年以上の歴史を持つ日豊運輸はまさに地域の物流の生命線であると強く感じています。
運送業は、農家生産者への肥料の配送や農産物の集荷はもちろんのこと、近隣三町の一般廃棄物収集運搬、除雪作業など、私たちの生活と地域経済を支える極めて公共性の高い仕事です。

一方で、運送業界は人材不足という課題に直面していますが、AI利用の多様化や自動運転の技術革新が顕著に反映される未来志向の産業でもあります。同時に競争の厳しい分野でもあります。そうした環境のなかで、従業員たちの生活を守り、地域社会の信頼を維持していく責任を果たしてゆきます。

日豊運輸には、共に地域で暮らし、長く務めている経験豊富な従業員も数多くおります。年齢や体力に応じて、倉庫業務やリフト作業など、長く安心して働ける環境づくりにも力を入れています。

長沼町は、札幌市・北広島市・千歳市など近郊都市圏へのアクセスも良く、子育て支援も充実した、いわゆる「程よい田舎」です。この魅力的な地域で、人々の暮らしを「運ぶ」ことで支える手応えと喜びは、何物にも代えがたいものです。

私たちは「日豊運輸が果たせる地域貢献の姿とは何か」を追求し続け、この長沼で歴史を刻みながら次の70年、80年、さらには100年へと未来を創って参ります。